任意整理を依頼するなら弁護士と司法書士どっち?僕が事務所を決めた体験談も紹介。

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キンケツ君
キンケツ君
任意整理は弁護士と司法書士どっちも依頼できるんかぁ。何が違うんやろ。

任意整理についてインターネットで調べると弁護士事務所と司法書士事務所が出てきます。

いったいどちらに依頼するべきなんでしょう。

 

この記事では任意整理における弁護士と司法書士の違いについて紹介します。

また、僕は任意整理を弁護士に依頼しましたが、なぜ弁護士に決めたのかという経験談も紹介しますので参考にしてみてください。

任意整理における弁護士と司法書士の違い

弁護士と司法書士はもちろん資格が違うという点はありますが、任意整理においては取り扱いできる上限額が違います。

司法書士の資格では債務額が1社140万円を超える場合は任意整理をすることができません。

 

具体的には司法書士では

  • A社200万円の借金があった場合は任意整理することができない。
  • B社100万円、C社100万円の借金がある場合にはどちらも任意整理の依頼を受けることができる。

ということになります。

合計額が140万円を超えても、1社が140万円を超えていなければ司法書士で対応可能です。

 

また、過払い金がの返還が発生し、それも140万円を超えた場合も司法書士では回収ができません。

その他、借金を減額する個人再生、借金を帳消しにする自己破産は、司法書士では代理人になれないことを覚えておきましょう。

 

簡単にポイントを整理すると下記の3点が当てはまる場合は弁護士に相談した方がいいということです。

 

  • 1社140万円を超える借金を任意整理したい場合
  • 過払い金が発生する可能性がある長期間の返済をしている借金がある場合
  • 任意整理では処理できない可能性がある多額の借金がある場合

 

 

司法書士では任意整理で取り扱える案件に制限がありますが、任意整理を依頼した場合の費用が比較的安いというメリットもあります。

費用については絶対に司法書士に依頼する方が安い、という意味ではありません。

 

各事務所のホームページに費用は載っていますので確認してみてください。

経験者が選ぶ!任意整理おすすめランキング2021!【費用・実績・サービスで比較】

弁護士事務所と司法書士事務所の選び方

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任意整理における弁護士と司法書士の違いを理解できたら、どこの事務所に依頼するのか検討していきましょう。

 

任意整理にかかる費用に納得できるか

任意整理にかかる費用は司法書士事務所の方が安い傾向があると伝えましたが、設定はそれぞれです。

相場としては1社あたり税別で4万円から5万円といったところです。

 

費用の振り分けとして、着手金、報酬金、減額報酬等ありますが、これも設定はそれぞれです。

 

任意整理を検討しているということは金銭的に余裕がないはずです。

各事務所のホームページを確認し、電話無料相談で何件か確認してみましょう。

その際、費用の分割払いの回数も確認しておくといいですよ。

 

ちなみに僕が依頼したのは弁護士事務所で1社4万5千円で3回払いです。

費用としては相場並みのところに依頼できたと思います。

任意整理を大手ではなく、近所の法律事務所に依頼した理由。

提案に納得できるか

担当になる弁護士や司法書士からの提案に納得できるかは大事なポイントです。

 

任意整理をするにあたってまず弁護士事務所、司法書士事務所に自分の借入状況を伝えることになります。

提出した情報を見て、任意整理をするのか個人再生や自己破産にするのか提案をしてくれます。

 

また、任意整理では対象にする借入先を選ぶこともできるので、借入先の数が多い場合は対象を絞ったほうが負担が減る場合もあります。

前もって自分の借金の借入先と毎月の返済額をメモしておくと役に立ちます。

任意整理は一部の借入先だけできる?失敗しない為の注意点。

 

大枠が決まったら任意整理をしたら月々いくら支払うことになるのか、3年36回払いをするのか、5年60回払いをするのか決めていきます。

この際、自分の月の収入、ボーナス、月の支出を確認されて支払いが可能と判断されれば任意整理をする方向で話が進むことになります。

提案に納得できるか判断をする為にも自分の経済状況を把握してある程度シュミレーションをした上で面談に臨むことをオススメします。

任意整理で5年以上の長期分割は可能?僕が7年で合意できた体験談。

 

想定していた状況と大きく違った場合はその場で伝えるようにしましょう。

 

ポイントをまとめると下記の通りです。

 

  • 任意整理、個人再生、自己破産の選択
  • 任意整理の対象にする借入先をの選択
  • 月々の支払い額と支払い回収
  • 自分の収入、支出で払えるかどうか

 

面談では自分の思いをしっかり伝えて納得できるプランに決定しましょう。

担当の弁護士、司法書士を信頼できるか

担当者が信頼できるかどうかも事務所選びのポイントです。

 

その判断は自分の目でするしかないので人を見る目が大事になります。

任意整理は人生の大きな選択になるわけですから、印象でもいいので「この人なら任せられる」という気持ちを大事にしましょう。

その方がきっとその後の返済もうまくいくはずです。

 

ちなみに僕の場合は女性の弁護士さんが担当になったわけですが、決め手は

  • 事前に僕の準備した資料をよく読んでくれて提案を複数準備してくれていた
  • はっきりの言い切ってくれるし、僕の希望も考慮して提案をしてくれた
  • 返済のシュミレーションをして「これなら支払っていけますよ」と後押しがあった
  • 気になる点をメールで相談した際のレスポンスが早い

といったところです。

 

逆に高圧的な意見を押し付けてくる男性とかなら別の事務所に相談していたかもしれません。(笑)

 

任意整理を依頼する事務所を決定した具体例【僕の体験談】

僕の任意整理の計画と弁護士事務所に依頼した理由を紹介します。

 

僕の借入額は6社で約650万円となっています。恥かしながら。

その内1社の銀行ローンは370万円となっていました。

 

最初は140万円の制限を知らずに某司法書士事務所に電話相談をしました。

電話をかけると司法書士ではない受付の女性がでて債務状況の確認があったので伝えました。

 

すると、その場で任意整理の費用は銀行ローンを除いて5社で30万円。6ヶ月5万円ずつの支払いになると言われました。

 

僕
ん?費用が思ったより高い。しかも銀行ローンは任意整理できない。任意整理の支払いが始まるまで銀行ローンの支払いと任意整理の費用の支払いをするんか。キツイ。

 

任意整理のすることが決まると弁護士から借入先の金融会社へ受任通知が発送されます。

受任通知が届くと和解交渉が終わるまで借金の支払いはストップします。

 

支払いが止まって金銭的に余裕が出ている間に弁護士費用を払っていくわけですが、僕の場合は一番借入額が多い銀行ローンが司法書士では任意整理の対象にできない関係で

銀行ローンの支払い+弁護士費用

を半年間払う計画となってしまいました。

銀行ローン月6万8千+司法書士費用5万円の計算です。

 

正直、支払いが厳しいと伝えるも別の案はナシ。

この時点で無理だと思って弁護士事務所に相談することにしました。

 

結局、依頼することに決めた弁護士事務所では6社中4社で590万円を任意整理をすることになり費用は約20万円となりました。

費用は3ヵ月で払っていくことで決着。

 

最初に相談した司法書士事務所よりは現実的かな、という判断です。

 

もしかしたらあと数件相談すればもっと安くできたかもしれませんが、上記で紹介したように弁護士の方の印象もよかったので決定にしました。

 

最初に司法書士事務所で決めなかったのは、自分である程度シュミレーションをして相談をしたからだ思っています。

任意整理を依頼する事務所を選ぶときは、自分の考えをまとめて正直に伝えることが大事だと思いました。

まとめ:任意整理をする際は弁護士と司法書士の違いを知っておこう。

 

今回は任意整理における弁護士と司法書士の違い、依頼する事務所を決めるポイントを紹介しました。

 

  • 任意整理における弁護士と司法書士の違いは1社140万円の案件を扱えるかどうか
  • 事務所を決めるときのポイントは費用、提案内容、担当者に納得できるか

 

弁護士事務所と司法書士事務所の特性を理解した上で自分の納得ができる事務所に任意整理を依頼しましょう。

 

任意整理を決断するところから、和解までの流れについてはこちらの記事でまとめています。

気になる方はどうぞ。

【体験談あり】任意整理の進め方。依頼から和解までの流れを解説!
僕には約650万円の借金があります。 2020年8月についに返済ができなくなって、9月に弁護士へ任意整理を依頼しました。 そして12月に返済計画がついに決定し、
2020-12-22 22:37

 

 

今回は以上です。

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