

なに準備すればいいいんやろ。
任意整理の相談前には準備しておいた方はあるんでしょうか?
もし、準備が足りてなくて二度手間になったり、面談が長引いたりしたらイヤですよね。
この記事では僕の経験もふまえて任意整理の相談前に準備しておくべきものを紹介します。
準備万端で面談にのぞんで、納得できる返済計画を立てましょう。
任意整理の相談に持参するもの
任意整理の相談時に必要ものは5つです。
- 身分証明書
- 印鑑(シャチハタ不可)
- 利用中のキャッシュカード、クレジットカード
- 借入先状況のわかるもの
- 自分の1ヵ月の収支がわかるもの
身分証明証は運転免許証か保険証でOKです。
免許証は記載されている住所が現在の住所と違う場合は発行から3ヵ月以内の住民表が必要になります。
カード類は必要がなければ回収されますので準備しておきましょう。
4.5については弁護士、司法書士との面談をスムーズに進めるためにも重要です。
次に詳しく解説していきます。
借入状況のわかるもの
面談の内容の中で一番時間をとる部分が借入状況の確認です。
僕としてはここに時間を使うのは非常にもったいないと思いますのでしっかり準備しましょう。
自分で調べる事としては下記5点。
- 借入先(保証会社)
- 借入金額
- 月々の返済額
- 契約年数
- 滞納の有無
これらをまとめて弁護士や司法書士の方に提出出来るようにしておきましょう。
具体例としてはこんな感じです。
借入先(保証会社) | 契約開始 | 借入額 | 月々の返済額 | 滞納 |
A銀行(アコム) | 2012年9月 | 300万 | 5万 | なし |
Bカードローン | 2015年2月 | 100万 | 2万 | なし |
Cクレジットカード | 2011年4月 | 50万 | リボ5万 | あり |
これらの情報は借入先に問い合わせをすることで確認することができます。
正直、ツラいですが現実を受け止める必要があります。
休みの日にでも心を落ち着かせてから覚悟を決めて一気に終わらせることがオススメです。
銀行ローンについては保障会社がついていることがありますので問い合わせの際に確認するよにしましょう。
僕の担当の弁護士いわく、銀行ローンの保障会社が他のカードローン会社と重なっていないか確認する必要があるそうです。
もし任意整理の対象から外したカードの借入先の保障会社が、任意整理をした会社とかぶっていたら情報が共有され、すぐに止まってしまうらしいです。
任意整理をしなかったカードもいずれ利用停止になりますが、知っておいて損はないです。
借入状況はわざわざエクセル等にまとめなくてもメモ書きでOKです。
僕もメモ書きを持参したら事務員さんがコピーして弁護士さんに渡してくれたので時短になったと思います。
収入と支出の状況
収入と支出の状況は、「任意整理をして決まった金額を払えるのか」ということを判断する上で大事な情報です。
僕の場合は収入について書類を求められませんでしたが、直近の給与明細数ヶ月分があればいいでしょう。
忘れた場合もサバ読みしないようにしてください。
支出についても漏れがないように申告しましょう。
僕の支出項目でいうと下記の通りです。
- 家賃
- ガス
- 電気
- 水道
- 携帯
- インターネット
- 奨学金
- カーローン
- ガソリン代
- 保険
これに加えて、雑費や美容院代など固定で必要な出費、食費等も申告できるようにしてください。
借入状況と同じくサバ読みしてはいけません。
任意整理した後に支払いができなくなる原因になりかねません。

自分の支出把握してなかったわ。ちーん。
返済計画を自分で考えてみる
ここまで下調べをすると自分の借入状況、収入、支出を改めて再認識することができます。
せっかくなので任意整理をした場合のシュミレーションをしておくこともオススメです。
任意整理は基本的に
3年36回払いor5年60回払い
で支払っていきます。
借入額の合計を割り算して出た金額を自分の経済状況で支払っていくことができるのか考えましょう。
任意整理について調べると「借金が減額される」という情報を目にしますが、任意整理では利息がカットされるだけなので期待してはいけません。
また、お金が返金される過払い請求も平成20年以前からの借金が対象になるので、そういった人の方が少ないでしょう。
純粋に(借入額÷36or60)でOKです。
ある程度、自分なりの目安を考えて面談、相談にのぞみましょう。
弁護士費用については1件4万から5万が相場で借金で苦しんでいる人には厳しく見えますが、多くの事務所が分割払いに対応していますし、
費用を支払う間に借金の支払いは止まりますので希望はあります。
考えすぎないようにしましょう。
資料の準備不足だとどうなる?
資料が足りなくても大きな問題にはなりません。
口頭で伝えるだけで済む内容もありますし、どうしても必要な書類なら後日準備するよう指示があるはずです。
しかし、緊張感のある中で相談時間が長引くことはツラいですし、相談する事務所によっては相談料がかかる場合があります。
スムーズな相談をして、ベストな解決方法が見けられるようにできる限りの準備をするようにしましょう。
まとめ:任意整理の面談前に準備するべきもの
今回の記事では任意整理の面談前に準備すべきものを紹介しました。
- 印鑑、身分証明書、キャッシュカード、クレジットカード
- 借入状況を詳しく示したのの
- 自分の収入、支出がわかるもの
緊張や不安もあるかと思いますがしっかりと準備をして面談に向かいましょう。
任意整理を決断するところから、和解までの流れについてはこちらの記事でまとめています。
気になる方はどうぞ。
